top of page

Week 32 2017.04.03-2017.04.09

Topic: Phase4(収穫とバランス)

【先週Week31のおさらい】

★茎の太さ: 0.8cm (目標達成)

★積算LAI: 1.55m^2/m^2

【今週Week32の数値目標】

☆茎の太さ: 0.8 cm~

☆Top50cmの葉面積: 0.15m^2~

 樹勢の回復を目的とし光合成を促進するために,飽差が大きくなりすぎる日射が多いタイミングに水をまきます。また尻腐れが出ているため,総潅水量を増大させます。温度はWeek31の設定を維持,葉かきは果実への日射のあたり度合いと病気の抑制を意識し,2枚行います。

 

Week32-Check

Week32終了時の生体情報に基づく生育診断

【生育状態の変化】

・上位葉・中位葉が非常に小さいと判断されました

・茎の伸びが増大に転じました。

【理想個体との比較】

・茎の太さが小さくなりました。

・Top50cmの葉面積が小さくなりました。

【先週との比較】

・茎の伸びが非常に大きくなりました。

・個体葉面積と積算LAIが大きくなりました。

・花房形成速度が増加し,

 生殖/栄養 バランスは栄養成長傾向(0.84)と判定されました。

※生殖/栄養 バランスは,生育スケルトンに表示されていません。

 詳しい情報はレポートをご覧ください。

 

Week32のレポート

 

Week32の環境データ

【先週との比較】

(日射) ・先週比で屋外の積算値は-3.4MJ/㎡と僅かに減少で、アメダス平年比では0.81倍と平年より大幅に少ない状態でした。 ・3週間下がった状態が続いています。 (温度) ・先週比で屋外の平均は+6.2℃の16.1℃でした。 ・アメダス平年より+2.7℃高く、屋内の温度も平均で先週比+1.1℃の21.6℃となりました。 ・昼夜ともに上昇した外気温に伴う増加です (CO2) ・先週比で4.2ppm増加しましたが誤差範囲内です。 (飽差) ・光合成が盛んな午前中(D1)は目標の3~7g/m3の範囲。 ・急変化(暫定基準 ±3g/m3 /5分)は、正午周辺で2回でした。

【制御設定との比較】

(温度)

・日格差(D2-N1)は数字上 8.2℃(先週9.6℃)。 ・D2の週平均は範囲内であるものの晴天時は30℃を越えました。 ・側窓の開け方が少なかったものと思われます。

(CO2 )

・低濃度で維持できていると思われます。

 環境計測 集計結果(日単位 最近2週間、1時間単位 1週間)

収穫、生育、環境の推移(週単位)

栽培アドバイザーからのコメント

【今週の評価】

★収穫が少なめで、細い状態ながらも安定しています。 3週間日射量が変化ない中、外気温が急上昇しましたが、 水分と排液率上昇が、回復につながっていると考えます。

・今後も、水分率と排液率を維持するようにしてください。

【次週へのアドバイス】

★今週の天気予報は晴れが増えますが、気温は変化します。 http://www.jma.go.jp/jp/week/342.html。樹勢回復のために日平均は維持をお勧めしますが、 天候回復を見越し、D1D2換気温度の下げをお勧めします。 (換気温度を上回る状態になりつつあるので調整です

★制御ポイント  日中は換気温度を越えて推移することが多くなります。 細霧冷房などが無い場合は、あらかじめ換気温度を下げて上昇を抑える調整が必要です。 また、夜温を下げて日平均を維持することを考えます。特に、側窓は手動のため、天気予報(次の日の最低気温)などを見ながらとなります。

 

Week32の潅水データ

 

Week32-Action

Week33-Plan

Week32のまとめと来週Week33活動予定

「週1オンラインミーティング」と「学生ミーティング」から決定しています。

 

詳しい情報はこちらからご覧ください。

全やり取りを記録したFacebookを公開しています。

Facebookはこちらから→​ 愛媛大学トマト栽培実証チーム Facebook

(詳細はメンバー登録が必要です。)

 
MANUAL
RECENT POST
bottom of page