Week 45 2017.07.03-2017.07.09
Topic: Phase5(収穫最盛期)
【先週Week44のおさらい】
★尻ぐされ:2.75%→未達成
★裂果率:1.96%→未達成
【今週Week45の数値目標】
☆廃棄の尻ぐされ率、裂果率1%未満
☆茎の太さ1.00±0.15cm
Week45-Check
Week45終了時の生体情報に基づく生育診断
【生育状態の変化】
・茎の太さは3週間連続で,小さくなりました。
・中位葉・下位葉が3週間連続で小さくなり,Top50cmの葉面積が小さくなりました。
【理想個体との比較】
・茎の太さが細くなりました。
・Top50cmの葉面積が小さくなりました。
・個体葉面積・積算LAIが小さくなりました。
【先週との比較】
・茎の太さと伸びに大きな違いはありません。
・Top50cmの葉面積が小さくなりました。
Week45のレポート
Week45の環境データ
【先週との比較】
(日射) ・先週比で屋外の積算値は-24.6MJ/㎡と大幅減少。アメダス平年比では0.73倍と平年より少なめです。 (温度) ・屋外の平均は先週比で+0.8℃の26.5℃で、アメダスでは平年より1.0℃高くなりました。特に夜間が非常に高い状態となっています。
・屋内の温度は平均で先週比+0.5℃で28.7℃とさらに上昇しました。
(CO2)
・午前705ppm,午後584ppmと一定量の維持ができていました。
(土壌水分)
・7/1の朝の水分率が急激な変化になっていました。
【制御設定との比較】
(温度)
・梅雨時期で日射量低下や高温続き対策として温度を下げる方針でした。 ・天候不順で日射量が減ったことで外気温との差は僅かに縮まりました。
・外気温の影響で、夜間の温度が、かなり高くなっていました。
その他、屋内日射は障害のため欠測とします。
環境計測 集計結果(日単位 最近2週間、1時間単位 1週間)
Week45の潅水データ
栽培アドバイザーからのコメント
【今週の評価】
★収穫量が昨年実績23.2kg/㎡を越えました!あと2週延ばしましょう
★収穫が増加し、樹勢も少し落ちて徒長したものの収穫対象でないので問題無しとします。 ・曇りと高温でしたので徒長も仕方ない面もありますが、果実品質は維持しているので管理は適切とします。
・日射量は減る中、夜温があがったため、伸長量が伸びながら茎も細くなりました
・尻腐れ果率の低下は、水分が少なめだったことが、スラブECを高め、根圧により肥料分が果実に回ったことも考えられます。
【次週へのアドバイス】
★収穫最終に向けて、現在の着果を確実に収穫するように管理を継続してください。
・現在、着果しているものが収穫されると、水分は残りの果実に回ります。 植物体の水分要求量が減りますので、排液率を見ながら潅水量の調整をするとともに、尻腐れ防止と劣化防止を目的に蒸散量をコントロールすることを心がけ、葉かきを実施するようにしてください。夜から蒸散が始まる前までの水分率を低くすることは、これまでと同じです。(徒長防止、裂果防止、尻腐れ対策<スラブEC上げ含む>)
・まだ梅雨かもしれませんが、今週は晴れマークが増えて、気温は高めが継続するようです。 http://www.jma.go.jp/jp/week/342.html
★管理(制御)ポイント ・気温が高いために着色は早くなっています。高温障害を防ぐために、果実への日当たりは遮光カーテン等で調整することをオススメします。
・葉面積(蒸散量)と樹勢を確保するために葉かきは0枚でもよいと思います。これも日射や尻腐れ発生に応じて調整(多くて2枚ぐらい)
・葉面積が小さくて光合成量が少なくても水分で実は太ります。栄養素(EC)確保しておけば味もOKだと思います ・CO2施用を続けているため側窓を閉めているようですが、温度が高すぎると純光合成量は増えません。この点は考慮いただければと思います。
収穫、生育、環境の推移(週単位)
Week45-Action
Week46-Plan
Week44まとめと来週Week45活動予定
「週1オンラインミーティング」と「学生ミーティング」から決定しています。
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