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Week32

第32週です。「茎の太さ」は理想個体と比較すると小さい状態です。また、大きく変動しています。「全葉数」は先週と比べかなり小さくなりました。理想個体と比較して大きな違いはありません。また、大きく変動しています。「中位葉面積」は3週連続で小さくなりました。理想個体と比較すると小さい状態です。また、大きく変動しています。開花花房の進展速度の減少により、栄養成長傾向は先週より強くなりました。先週(W-31)と比較して、茎の伸びは大きく (+5%)なり,茎の太さはほぼ変化しませんでした。開花花房の進展速度の減少(-29%)により、生殖/栄養バランスは先週よりも強い栄養成長傾向(A/B=0.71)と判定されました。

アドバイザからのコメント ​ -----------------------------------------

生育は写真で見る限り悪くはありませんが、ただ日射量があった割に少し細めで、花にも元気が無いように見えます。 データを見る限り、5%の差で先週をほぼ維持しています。葉面積が全般的に少し小さいですが、先週の上位葉が小さかったことも影響しているので、現状と同じ管理を維持で回復してくると思います。生育バランスも栄養成長に傾いているのは、写真からみてもそう思います。こちらは生殖成長に戻す必要がありますね。 (環境のほうに書きましたが、夜温を少し下げ日格差をつけることをお勧めします)

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今週の生育スケルトンレポートです。

PDFをダウンロードできます。

Week32の環境制御レポートです。

アドバイザーからのコメント

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温度目標に対して日中は妥当だとしても、夜間が高いですよね。 暖房は下限で設定しているので維持すべきですが、まだ保温カーテンが動いているようなので、見直していただければと思います。 果実肥大と生殖成長への傾けに、D2->N1切替時のクイックドロップと昼夜日格差は効果的とされています。窓とカーテンの動きは合わせてください。 天窓はある程度狙いどり動いたようですね。設定が複雑で恐縮ですが、マニュアル的なものは以下でもみれます。参考にしていただければと思います。

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week32の給液レポートです。

尻腐れ果率および裂果率はTargetより高くなりました。

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なかなか目標維持・達成が難しいですね。 やはり少し培地の平均含水率が高いと思いますので、日射比例の値を調整してください。合わせて昼と夜(朝)で差をつけることも大事なので、細かいデータを確認してみてください。 裂果と尻腐れのカウントは収穫後だったと思います。割れ方、尻腐れの程度はどのぐらいでしょうか? 裂果(裂皮)は特に果実の温度変化が急だと起こりやすいです。日射がかなり強くなってきているので、果実に直射日光が当たらないように(葉または群落の影に)するなどの対策もご検討ください。 尻腐れに関しても、カルシウム不足とするならば、転流や養分吸収不足が原因です。今回、高温状態にはなりにくかったと思うので、蒸散が激しくてが養分が果実に行かないという確率は下がります。ただ、かなりスラブECも下げ気味で管理しているので、水分量に対して少ないのでは?という懸念はあります。前作、前々作のデータも参考にしていただければと思います。

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収穫状況です。

今作と前作の総収穫量の比較データです。

オレンジのグラフが、前作の総収穫量で、青いグラフが今作の総収穫量になります。

今週のミーティング結果です。

茎折れなどで個体撤去が目立つので、折れた分、側枝を誘引するように徹底しました。

 

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