今作もブログを始めます。Week23
前作に引き続き今作もブログを始めます。
前作同様、1週ごとに生育状況を把握し、環境制御や養液・栽培作業にて改善を試みます。前作のデータは参考 にしますが、栽培条件や担当学生は変わっているため今年も素人のチャレンジとなります。
前回の生育状況と学生ミーティングでの決定事項は、以下の図のような感じでした。

今週の生育状況です。
第23週です。「茎の伸び」は2週連続(W21-23)で大きくなりました。「茎径」は先週(W-22)に比べ大きくなりました。「全葉数」は2週連続(W21-23)で大きくなりました。先週と比べかなり大きくなりました。開花果房の進展速度の増大により,栄養成長傾向は弱くなりました。 樹勢のバランスを見て、適切な対応をお願いします。 先週(W-22)と比較して、茎の伸びは大きく(+1%)なり,茎の太さは大きく(+8%)なりました。また,開花花房の進展速度の増大 (+100%)により,生殖/栄養バランスは栄養成長傾向(A/B=0.88)と判定されました。

アドバイザからのコメント
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写真からは果房の蕾の数4~6、大きさ・形、花の色など良い範囲と思います。葉も小さすぎず、根も少ないですが細根はでているように見えます。それらの点から生育バランスは少し生殖成長よりです。茎の太さもレーンで少し差がありますが、生長点付近はほぼ適切に見えます。全景写真からは、葉の数が少し多いようにも見えますが、現在の姿は適切に見えます。 生育レポートのデータでは、茎が伸びて少し太め=樹勢強め。葉が小さめ、開花果房の進展速度が(前週より)回復した=生殖成長傾向ではあったとわかります。ただし、それでも開花ペースが落ちているようで、栄養成長傾向と診断されています。 ここは少し感覚的なものと差が見られますので、ご確認いただければと思います。
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今週の生育スケルトンレポートです。
PDFをダウンロードできます。
環境管理の状況です。
まだ準備ができていないので、今週は無しとさせてください。
2週間後のブログから報告できる予定になっております。
※ここは、後々自分たちので使いたい(注目してほしい)環境データをピックアップしたものに変えるかもしれません。

潅液管理の状況です。
引き続きスラブ内PHの上昇しており、PH調整タンクの調整剤を新たに補充して、一週間様子を見ます。

アドバイザからのコメント
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ここでの潅液管理は、全体的な樹勢・生育バランスの維持ととともに、製品果率向上を目標に、これまでに多かった裂果と尻腐れ果の割合を指標としています。 この週は日射量が増えてきたので光合成は進んだかと思います。その点で、含水率が少し多めになったことは問題ありません。樹勢強すぎや根腐れを起こすようでは困るので、その点は確認をお願いします。生育写真からは問題は出ていないようです) スラブECが大きく下がってきています。こちらも樹勢に応じてですが、日射に合わせて調整(または維持)をお勧めします。 尚、裂果等の結果がでていないので、評価はできないのですが、裂果が増えていれば、潅液開始の時間帯を変更してみてください。もし、灌水タイミングが積算日射になっているならば、の調整をお勧めします。
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収穫状況です。
今作と前作の総収穫量の比較データです。
オレンジのグラフが、前作の総収穫量で、青いグラフが今作の総収穫量になります。

今週のミーティング結果です。
側枝利用のため栄養成長に傾けていましたが、少し生殖成長へ傾けようと思います。そのために、日較差をつけるような温度設定にしました。

アドバイザからのコメント
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生育レポートの結果から、バランス維持を目的に、生殖成長への傾けることとしたと思います。生育バランスは悪い状態ではないこと、天気予報でも晴天が増えており、日射量が増えることから、バランス維持のために昼温度を確保して日格差をつけておくことも考えると、この対応で良い(様子見)とは思います。 尚、葉かきを10枚にそろえる部分は、13以上→10なので少し急激な変化です。実施するにしても、1日で実施しないようにしてみてください。 ただし、あと1か月もすれば、日射がより強くなってきます。その際に、十分な光合成ができるように、LAIの見直しと、そこまでもっていく管理を考えてみてください。
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