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Week 44 2017.06.26-2017.07.02

Topic: Phase5(収穫最盛期)

【先週Week43のおさらい】

★尻ぐされ:5.12%→未達成

★裂果率:2.99%→未達成

【今週Week44の数値目標】

☆廃棄の尻ぐされ率1%未満

☆裂果率の抑制1%未満

 

Week44-Check

Week44終了時の生体情報に基づく生育診断

【生育状態の変化】

・茎の太さは2週間連続で,小さくなりました。

・茎の伸びが3週間連続で大きくなり,過去3番目に大きくなりました。

【理想個体との比較】

・茎の太さが小さくなりました。

・茎の伸びが大きくなりました。

・Top50cmの葉面積が小さくなりました。

【先週との比較】

・茎の太さが小さくなりました。

・Top50cmの葉面積が小さくなりました。

 

Week44のレポート

 

Week44の環境データ

【先週との比較】

(日射) ・先週比で屋外の積算値は+8.3MJ/㎡と小幅増加。アメダス平年比では1.10倍と平年より少し多めです。 (温度) ・屋外の平均は先週比で+3.0℃の26.4℃で、アメダスでは平年より1.2℃高くなりました。特に夜間が非常に高い状態となっています。

・屋内の温度は平均で先週比+3.2℃で28.2℃と大幅に上昇しました。

(CO2)

・午前705ppm,午後584ppmと一定量の維持ができていました。

(土壌水分)

・7/1の朝の水分率が急激な変化になっていました。

【制御設定との比較】

(温度)

・梅雨時期で日射量低下や高温続き対策として温度を下げる方針でした。 ・結果は、外気温差は広がり、対応は不十分だったと思われます。

・外気温が日中も30℃を越えており、風も少ないためミストでも厳しい環境でした。

(CO2)

・タイマによる施用(30分毎に5分燃焼)を継続中 ・換気が多い中、ダクト利用していないので、無駄になる可能性も高いが、側窓を少し閉めているようで値としては維持できていた。

(土壌水分)

・水分率の急変化は潅水制御スケジュール(設定)の更新ミス(7/1早朝は停止状態→復旧による再開)によるものでした

 環境計測 集計結果(日単位 最近2週間、1時間単位 1週間)

 

Week44の潅水データ

 

栽培アドバイザーからのコメント

【今週の評価】

★収穫が増加し着果負担は減りました。樹勢は少し落ちて徒長したものの、植物体は維持できています。 ・曇りと高温にも関わらず影響は少ないので管理は適切と考えます。

・日射量は微増でも、温度(特に夜間)が大幅に上がり、また一部潅水不足もあり、伸長量が伸びず茎は急激に細くなったようです。

【次週へのアドバイス】

★収穫最終に向けて、現在の着果を確実に収穫するように管理を継続してください。

・現在、着果しているものが収穫されると、水分は残りの果実に回ります。 植物体の水分要求量が減りますので、排液率を見ながら潅水量の調整をするとともに、尻腐れ防止と劣化防止を目的に蒸散量をコントロールすることを心がけ、葉かきを実施するようにしてください。夜から蒸散が始まる前までの水分率を低くすることは、これまでと同じです。(徒長防止、裂果防止、尻腐れ対策<スラブEC上げ含む>)

・梅雨時期後半の様子で今週も曇りマークが多いですが、気温は高めになるようです。 http://www.jma.go.jp/jp/week/342.html

★管理(制御)ポイント ・肥大が終了している果実は、温度をかければ着色が進みます。ただ、これも果実温度を上げすぎると裂果(皮)の原因になりますので、上げ過ぎにはご注意下さい。

・CO2施用を続けているので側窓を閉めているように思いますが、ミストでの温度下げは換気が重要です。外気温が高くなると厳しいですが、(あと3週間)萎れないことを目指して管理をしてください。

収穫、生育、環境の推移(週単位)

 

Week44-Action

Week45-Plan

Week43まとめと来週Week44活動予定

「週1オンラインミーティング」と「学生ミーティング」から決定しています。

 

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