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Week33

第33週です。「茎の太さ」は3週連続で大きくなりました。先週と比べかなり大きくなりました。「Top50cmの葉数」は先週と比べ非常に大きくなりました。理想個体と比較すると大きい状態です。「全葉数」は2週連続で小さくなりました。先週と比べ非常に小さくなりました。開花花房の進展速度の増大により、栄養成長傾向は先週より弱くなりました。先週(W-32)と比較して、茎の伸びは小さく(-3%)なり,茎の太さは大きく(+11%)なりました。開花花房の進展速度の増大(+40%)により、生殖/栄養バランスは先週よりも弱い栄養成長傾向(A/B=0.90)と判定されました。

アドバイザからのコメント ​ -----------------------------------------

日射も多く気温も高い中、変化はそれなりにあったようですが、樹勢と生育バランスとしては良い方向が継続できていると思います。 全体のLAIが少し少な目ですが、top50が増えてきているので、現状維持(通常管理)で良いと思います。品質維持にもつながりますので、果実に直射日光が当たらないような調整をお勧めします

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今週の生育スケルトンレポートです。

PDFをダウンロードできます。

Week33の環境制御レポートです。

アドバイザーからのコメント

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日格差含め、ある程度狙い通りの温度の動きにはなっていると思います。欲を言えば、もう少しクイックドロップを急激にしたいし、早朝が低いのと急激な飽差変化になっている点が気になります。側窓(手動)含めて試してみてください。 カーテンを遅くするので問題ないとは思います。 ただ、暖房温度ですが下限14℃というのが、これまでの栽培における生育限界でした。ある程度の時間、それ以下になると伸長量に影響がでます。もう、大丈夫とは思いますが、13℃は再検討してください。

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week33の給液レポートです。

アドバイザーからのコメント

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裂果尻腐れが増えましたね。 暖房温度とEC調整が対策で良いと思いますが、 灌水量も見ておいてください。 今のAkisaiの日射比例では、1回に異常に多くならないように加算分の上限設定があります。先週のように日射が強いときは上限になっていることがあり、場合によっては水分が足りないこともあります。温度や日射が強い時間に培地水分や排液率が、異常に下がっていないかご確認ください。 裂果はどのような裂け方でしょうか?縦?環状? 縦ならば水分による肥大が影響しているので早朝の培地水分の多さと蒸散が始まるタイミングを合わせるようにしてみてください。 また、日射(温度)により表皮が弱くなることがあります。特に温度が高いときは、収穫するタイミング冬期とは違って早め(色が赤になる少し前)になるようにしてみてください。

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収穫状況です。

今作と前作の総収穫量の比較データです。

オレンジのグラフが、前作の総収穫量で、青いグラフが今作の総収穫量になります。

今週のミーティング結果です。

アドバイザーからのコメント

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順調そうなのであまりコメントはありません(^-^; かなり環境条件が良かった週でしたが、まだ高温や晴天は続きそうです。 生育バランスは悪くないのですが、少しは栄養成長よりです。生殖成長を意識するうえで、日格差が基本ですが、着果負担を維持してもよいかと思います。摘果は大事ですが、1株におけるバランスを考えて実施してみてください。 見た目は悪くなさそうなのに、思ったほどは収穫が伸びていませんが、着果が悪かったり、廃棄が増えているのでしょうか? GWに入り休みの方もいるとは思いますが、気温が高いので灌水トラブルなどあると致命的な影響がでます。(土壌センサなくアラートだせませんが)分担して定期的な見回りをしていただければと思います。

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