Week 31 2017.03.27-2017.04.02
Topic: Phase4(収穫とバランス)
【先週Week30のおさらい】
★茎の太さ: 0.8cm (目標達成ならず)
★積算LAI: 2.03m^2/m^2
【今週Week31の数値目標】
☆茎の太さ: 0.8 cm~
☆積算LAI: 2.03m^2/m^2~
樹勢の回復を目的としD2換気,N1換気を0.5℃下げます。積算LAIは今の量を維持するために葉かきを2枚としました。
Week31-Check
Week31終了時の生体情報に基づく生育診断
【生育状態の変化】
・上位葉・中位葉・下位葉が非常に小さいと判断されました。
・茎の太さが4週連続で細くなりました。
・茎の伸びが過去最小になりました。
【理想個体との比較】
・茎の伸びが非常に小さくなりました。
・個体葉面積と積算LAIが小さくなりました。
【先週との比較】
・茎の伸びが非常に小さくなりました。
・個体葉面積と積算LAIが小さくなりました。
・花房形成速度はともに減少し,
生殖/栄養 バランスは栄養成長傾向(1.18)と判定されました。
※生殖/栄養 バランスは,生育スケルトンに表示されていません。
詳しい情報はレポートをご覧ください。
Week31のレポート
Week31の環境データ
【先週との比較】
(日射)
・先週比で屋外の積算値は+2.7MJ/㎡と維持されました。
・アメダス平年比では0.91倍と平年より少ない状態でした。
・2週間下がった状態が続いています。
(温度)
・先週比で屋外の平均は+0.4℃の9.9℃でした。
・アメダス平年より-1.5℃下がりました。
・屋内の温度も平均で先週比+0.2℃の20.5℃となりました。
主に夜温の上昇に伴う増加です。
(CO2)
・先週比で先週比では誤差範囲で維持です。
(飽差)
・光合成が盛んな午前中(D1)は目標の3~7g/m3の範囲。
・急変化(暫定基準 ±3g/m3 /5分)は、正午周辺で4回ありました。
【制御設定との比較】
(温度)
・D2温度下げ効果は多少だったよう(日射低下もあり)です。
・飽差に関しては正午前後の温度が高いときに数回. すでに窓が100%になっており、高温になってきています。
(CO2 )
・低濃度で維持できていると思われます。 ・換気が増えていますので低濃度で継続としました。
環境計測 集計結果(日単位 最近2週間、1時間単位 1週間)
収穫、生育、環境の推移(週単位)
栽培アドバイザーからのコメント
【今週の評価】
★収穫が減りしながら、細い状態が続いています。 ・前週より日射量や温度が変化ないこと、 前週より着果負担は減っていること、 水分率やスラブECが上昇(BERも発生)していることから、 潅水量の改善が必要と考えます。 茎径回復まで温度下げを維持しつつ、 水分率と排液率をあげるようにしてください。
【次週へのアドバイス】
★今週の天気予報は曇りや雨が多く、気温が高くなります。 http://www.jma.go.jp/jp/week/342.html
この状況で高い水分率だと裂果に対する注意が必要ですが、 乾燥気味なので多めで様子をみることをお勧めします。日射も低下するので夜温を下げるようにお勧めします。
★制御ポイント 日中に外気が15℃を超えると天窓だけでは昼温が高くなりますので、側窓利用をおすすめします。 また、夜間も外気が8℃以上になる場合はカーテンは開けるようにしてください。CO2施用は換気が多くなったのですが、トマトの要求量は多いので低濃度で継続をお願いします。 側窓を大きく開けるまでですが、天候が不安定な時期は維持してください。
Week31の潅水データ
Week31-Action
Week32-Plan
Week31のまとめと来週Week32活動予定
「週1オンラインミーティング」と「学生ミーティング」から決定しています。
詳しい情報はこちらからご覧ください。
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