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Week 29 2017.03.13-2017.03.19

Topic: Phase4(収穫とバランス)

【先週Week28のおさらい】

★生殖/栄養 バランス:1.08 (目標達成)

★積算LAI: 1.72m^2/m^2 (目標達成)

【今週Week29の数値目標】

☆生殖/栄養 バランス: 0.8~1.2

☆積算LAI: 1.72m^2/m^2~

 生殖/栄養バランスを1に近づけて維持するために,摘果を徹底するPlanを立てました。温度については、茎の太さを太くすること,葉かきを少なくすることによる栄養成長への過度な傾きを防ぐためにD2-N1差をつけることを目的として,N1暖房を0.5℃下げることとしました。葉かきを1枚と先週と同程度少なくし,1週間に下位葉1枚程度の個体葉面積を大きくし,今後の日射量増大に向けて積算LAIを増加させるPlanを立てました。

 

Week29-Check

Week29終了時の生体情報に基づく生育診断

【生育状態の変化】

・Top50cmの葉面積が過去最小になりました。

・中位葉・下位葉が非常に小さいと判断されました。

【理想個体との比較】

・個体葉面積が非常に小さくなりました。

・Top50cmの葉面積が非常に小さくなりました。

・茎の太さが細くなりました。

【先週との比較】

・Top50cmの葉面積が小さくなりました。

・開花花房の進展速度と花房形成速度はともに変化無しで,

 生殖/栄養 バランスは栄養成長傾向(1.08)と判定されました。

※生殖/栄養 バランスは,生育スケルトンに表示されていません。

 詳しい情報はレポートをご覧ください。

 

Week29のレポート

 

Week29の環境データ

【先週との比較】

日射)先週比で屋外の積算値は+2.2MJ/㎡とほぼ維持でした。     アメダス平年比では1.24倍と平年より多い状態でした。     松山アメダスで2週連続で110MJ/㎡を越えました (温度)先週比で屋外の平均は+1.1℃の9.4℃でした。     アメダス平年値と同じく先週に続き平年並みでした。     屋内の温度も平均で先週比+0.2℃の20.7℃となりました。 (CO2)先週比で17.0ppm減少しましたが誤差範囲で維持です。 (飽差)光合成が盛んな午前中(D1)は大体目標範囲でした。     急変化(暫定基準 ±3g/m3 /5分)は正午付近17回ありました。

【制御設定との比較】

(温度)日格差(D2-N1)は数字上 10.7℃(先週10.8℃)。 N1暖房温度下げの効果は ありませんでした。 飽差に関しては正午前後において17回ありました。 温度が高い状態で換気動作が行われた結果です。 開度調整や設定変更が必要と思えます。

(CO2 )D1_2 541ppm, D2_1 439ppm, 日中平均 491ppm     低濃度で維持できていると思われます。  ★制御ポイント   なだらかな飽差変化を行うには、換気(空気交換)を緩やかにすることが重要で、   窓が一定の開き具合を維持するように感度等の設定を変更することが必要です。   この時期は、風の影響も大きいので、風上風下の考慮ができれば効果的です。

  その他の対策としては、ミスト系の装置の導入可と思います。

 環境計測 集計結果(日単位 最近2週間、1時間単位 1週間)

収穫、生育、環境の推移(週単位)

栽培アドバイザーからのコメント

【今週の評価】

★収穫が減りながら、一部で細い状態が続いています。  先週より日射量が増え、平均温度が0.2℃上がっていますが、  樹勢は(細めのまま)維持です。  まだ栽培期間も長いので好ましい状態ではありません。

【次週へのアドバイス】

★今週の天気予報も、晴れと曇りですが、変化があるようです。   

 http://www.jma.go.jp/jp/week/342.html  中期的には積算LAIを確保するにしても、 少し日射が減ることを考慮して、  樹勢維持のため温度は全般的に0.5℃程度下げることを提案します。

 

Week29の潅水データ

 

Week29-Action

Week30-Plan

Week29のまとめと来週Week30活動予定

「週1オンラインミーティング」と「学生ミーティング」から決定しています。

 

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