Week 27 2017.02.27-2017.03.05
Topic: Phase4(収穫とバランス)
【先週Week26のおさらい】
★生殖/栄養 バランス: 0.71 (目標達成ならず)
【今週Week27の数値目標】
☆生殖/栄養 バランス: 0.8~1.2
☆積算LAI: 1.72m^2/m^2
積算LAIの減少と栄養成長傾向(生殖/栄養 バランス=0.71)を課題としました。葉かきを1枚といままでより少なくし,1週間に下位葉1枚程度の個体葉面積を大きくし,理想個体の積算LAIに近づけるPlanを立てました。温度については、開花花房の進展速度を増大させるため平均温度を上げ,D1の換気温度を0.5度あげました
Week27-Check
Week27終了時の生体情報に基づく生育診断
【生育状態の変化】
・Top50cmの葉面積が非常に小さくなりました。
・茎の伸びが過去最大となりました。
【理想個体との比較】
・個体葉面積が非常に小さくなりました。
・茎の伸びが大きくなりました。
・茎の太さが細くなりました。
【先週との比較】
・茎の伸びが大きくなりました。
・開花花房の進展速度が非常に小さくなり,
生殖/栄養 バランスは栄養成長傾向(0.39)と判定されました。
※生殖/栄養 バランスは,生育スケルトンに表示されていません。
詳しい情報はレポートをご覧ください。
Week27のレポート
Week27の環境データ
【先週との比較】
(日射)先週比で屋外の積算値は+19.1MJ/㎡と大幅上昇でした。 アメダス平年比では1.19倍と平年より多い状態でした。 松山アメダスでは100MJ/㎡を越えました (温度)先週比で屋外の平均は+0.3℃の7.9℃でした。 アメダス平年比では+0.6℃と先週に続き高い状況でした。 屋内の温度も平均で先週比+0.6℃の20.1℃となりました。 特に、昼間が1.5℃増加しています。(日射増加に伴う) (CO2)先週比で81.2ppmと増加しました(CO2施用回復に伴う) (飽差)光合成が盛んな午前中(D1)は目標の範囲でした。 急変化(暫定基準 ±3g/m3 /5分)はD2に数回ありました。
【制御設定との比較】
(温度)各時間帯の平均はN2以外は範囲内でした。 N2は2/28に暖房燃料切れで10度以下まで低下したた影響がありました。
日格差(D2-N1)は数字上 10.5℃(先週8.5℃)と大きくできました。
(CO2 )正午前後から換気が多く、目標達成できませんでした。 タイマ制御中心の動作になっています。 ★制御ポイント 日射増で換気が多くなってきたので、なめらかに動作するように、 傾斜設定代わりに D1を8段階に分割しました。 その結果、飽差急変化は2/27にありましたが、2/28以降はほぼ抑えられました。 2/28は風の影響で急変化したようです。(窓の開度も調整済み)
環境計測 集計結果(日単位 最近2週間、1時間単位 1週間)
収穫、生育、環境の推移(週単位)
栽培アドバイザーからのコメント
【今週の評価】
★収穫が減り、少し細い状態となりました。 日射量が増加したにもかかわらず生育が低下しています。 着果負担の多さや(換気による)CO2施用効果が低下していることもありますが、 暖房停止などの影響が考えられます。
【次週へのアドバイス】
★今週の天気予報も晴れが多めですが、 気温が低い日もあるようです。 http://www.jma.go.jp/jp/week/342.html 日射が2週増えていくことを前提にすれば、樹勢は回復すると思いますが、 前回は温度上げとなったため、温度管理は0.5℃下げをオススメします。 生殖成長に傾けるため、日較差は維持としています。
Week27の潅水データ
Week27-Action
Week28-Plan
Week27のまとめと来週Week28の活動予定
「週1オンラインミーティング」と「学生ミーティング」から決定しています。
詳しい情報はこちらからご覧ください。
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