Week 24 2017.02.06-2017.02.12
Topic: Phase4(収穫とバランス)
【先週Week23のおさらい】
★生殖/栄養 バランス: 0.63 (目標達成ならず)
【今週Week24の数値目標】
☆生殖/栄養 バランス: 0.8~1.2
生殖/栄養 バランスを1に近づけるために葉かきを多めに行う(3枚)管理をしました。暖房の 燃料費節約のため,D1とN2の暖房温度を1℃下げ,それを補うためにD1とN2の換気温度を1℃上げる設定としました。
Week24-Check
Week24終了時の生体情報に基づく生育診断
【生育状態の変化】
・茎の太さはわずかですが増大に転じました。
・2週連続で茎の伸びが減少しました。
【理想個体との比較】
・茎の太さと伸びに大きな違いはありません。
・全葉数が小さくなり個体葉面積が減少ました。
【先週との比較】
・茎の伸びが減少しました。
・開花花房の進展速度が増大しました。
ただし,引き続き生殖/栄養 バランス=0.90栄養成長傾向と判定されました。
※生殖/栄養 バランスは,生育スケルトンに表示されていません。
詳しい情報はレポートをご覧ください。
Week24のレポート
Week24の環境データ
【先週との比較】
(日射)先週比で屋外の積算値は+10.7MJ/㎡と少し上がりました。
アメダス平年比では1.09倍とほぼ平年並でした。
(温度)先週比で屋外の平均は-2.5℃の5.0℃でした。
アメダス平年比では-1.2℃と低い状況でした。
最高気温が平年並ですが、最低気温は平年より低くなり 日較差がありました。 屋内の温度も平均で先週比-0.4℃の19.2℃となりました。
(CO2)センサ障害でしたが代替機により測定再開しました
(飽差)光合成が盛んな午前中(D1)は目標の3~7g/m3の範囲でした。
急変化(暫定基準 5分以内の±3g/m3 )もD1はありませんでした。
ただし、D2は1~2回基準を超える日(正午ごろ)がありました。
【制御設定との比較】
(温度)日格差(D2-N1)は数字上8.7℃(先週比-0.6℃)。
ほぼ狙い通りの温度制御でした。
が、日較差は維持できませんでした。
(CO2 )光合成量を増やすため 設定継続としました。
ほぼ狙い通りのCO2制御でした。(誤差50ppmを考慮) 午後は窓が開く時間が増えてきています。
環境計測 集計結果(日単位 最近2週間、1時間単位 1週間)
収穫、生育、環境の推移(週単位)
栽培アドバイザーからのコメント
【今週の評価】
★収穫が少ないものの、生育は安定しています。 日射量は多く、N2 が1℃下がり、茎径が増えるはずが、 葉かき3枚?、日較差等でバランスが取れたように思います。 着果負担が少なかったので、これで良かったのか(別にストレスがある可能性)は要検証です。
【次週へのアドバイス】
★今週の天気予報は、曇や雨もあり、平年より気温が高いようす。 http://www.jma.go.jp/jp/week/342.html 概ね同じ管理で良いと思いますが、この季節に多い気温上昇と乾燥に注意です。
Week24の潅水データ
Week24-Action
Week25-Plan
Week24のまとめと来週Week25の活動予定
「週1オンラインミーティング」と「学生ミーティング」から決定しています。
ACADEMIC ADVISER COMMENT
週1オンラインミーティングの内容を一部公開いたします。
ACADEMIC ADVISER 高山のコメントと,学生の回答です。
詳しい情報はこちらからご覧ください。
全やり取りを記録したFacebookを公開しています。
Facebookはこちらから→ 愛媛大学トマト栽培実証チーム Facebook
(詳細はメンバー登録が必要です。)